
導入の背景
- 悪臭が敷地外に漏れることによるクレーム発生
- 工場敷地内にまで悪臭が広がることによる作業環境の悪化
某食品会社の排水処理場にて、腐った卵のような悪臭が蔓延しており、その臭気が敷地外に漏れることによる近隣住民からのクレームが発生。
また、現場作業員の方々の作業環境も悪化しており、対策をしなければならない状況にありました。
提案内容
- 現地調査
- 臭気測定、臭気発生源の特定
- 消臭剤「シュカッターMA」のご提案
まずは現地にて排水処理設備の運転状況や処理フローを確認し、発生している臭気物質の特定、その臭気濃度を把握。
複数の場所で硫化水素及びメチルメルカプタンが検知されたが、各場所ごとに対策をとることは困難であった為、臭気発生源をピンポイントで特定し、消臭剤「シュカッターMA」をご提案致しました。
臭気測定結果から、加圧浮上後のフロスが貯留ピットに移ったところで最も臭気発生量が高いことから、ここが臭気発生源ではないかと推測。
そこから後段処理へ移行する中で臭気が施設内に蔓延しているのではないかと考え、③貯留ピット内へ「シュカッターMA」の添加を提案、現場での実機試験を実施致しました。


成果・導入効果
- 臭気改善によるクレーム撲滅
- 作業環境の改善及び硫化水素による設備腐食の防止
貯留ピットに「シュカッターMA」を添加することにより、貯留ピット内及び脱水ろ液の硫化水素及びメチルメルカプタンを低減させることができ、施設全体の臭気も緩和させることができました。
また、硫化水素は設備を腐食させるという特徴も持っていますので、硫化水素の発生を抑えることで、周辺設備の延命化にも期待が持てます。

