
導入の背景
- 上下水道料金が高い
- 排水量増大に対応したい
- 水資源の有効活用
空港地区は、上下水道料金が特に高額になっています。
羽田空港は世界に数ある空港の中でも旅客数ランキングの上位になることも多い空港です。利用者の多さは給水量の増大=排水量の増大となり、上下水道料金負担の増加に直結します。
給・排水のコストを抑えること、またサステナビリティ基本方針に則り、水資源の有効活用も実現したいとのお悩みでした。
提案内容
- 排水の再利用
- 既設排水処理の複層化
- 水道利用量の削減
羽田空港第1・第2・第3ターミナルビルに排水再利用設備を導入。
厨房排水の処理水をトイレ洗浄水として活用することをご提案しました。
増加する旅客者数に対応するため、排水処理を複数系列化。さらには排水を再利用することで、ビル全体での給水量(=排水量)を削減しました。
成果・導入効果
- 空港各ターミナルで排水の再利用を実施
- 2系列での排水処理
- 3ビル合計で年間589,604m3の水道使用量削減
排水の再利用を実施することで、上下水道料金の大幅低減を実現しました。
水資源を有効活用するという、空港のサステナビリティ基本方針にも寄与しています。