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BCP対策:水に関する自立
2025.09.18 排水処理・再利用 用水処理 複合ビル・空港 ソリューション

大手町フィナンシャルシティ・グランキューブ様
BCP対策:水に関する自立

導入の背景

  • 災害時飲料水の確保
  • 災害時の衛生的なトイレ環境の維持
  • 災害時の設備維持

災害時に帰宅困難者を受け入れることができるビル建設にあたり、災害時に上下水道などの公共インフラが断絶したとしても、帰宅困難者を安全に受け入れ、衛生的な環境を提供するためにどうすればよいかという課題をお持ちでした。

提案内容

  • 井戸を掘削し、井戸水を飲適化
  • 通常時からし尿用の排水処理施設を実装。公共用水域へ放流
  • 半常駐メンテナンスの提案

災害時に起こる事態を想定して以下のように様々な提案を行いました。
・水道断絶時の飲み水確保のため井戸水の飲適化設備。
・下水道管破断時でもビル単独でし尿の処理を行い、さらに処理水をトイレ洗浄水として再利用することで衛生的なトイレ環境を維持する設備。
・災害対策設備が有事の際に動かないということを避けるため、半常駐でのメンテナンスを行いいざという時に備える体制。

成果・導入効果

  • 通常時、井戸水も活用
  • 通常時、下水道へ排除するべき汚水を公共用水域へ放流
  • 当社社員による専門メンテナンスで万全のサービス体制を構築

災害時の設備であっても、通常時に活用することでビルの運用を助けています。
・井水は冷却塔の補給水として利用。
・し尿用の排水処理設備施設は、本来下水道へ排除するべきものですが、公共用水域へ放流することで下水道料金の削減を達成。
・半常駐メンテナンスを、ドリコの子会社であるドリコアクアサーブと連携して実施。
いざというときに備えられるビル(水の自立)を支えながら、コスト削減にも貢献しています。