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脱水機更新工事既設排水設備の脱水機更新
2025.08.07 設備改修・診断 発酵醸造・酒造 食品・飲料 ソリューション 整備・小規模改修

株式会社フンドーダイ様
脱水機更新工事既設排水設備の脱水機更新

導入の背景

  • 設備の老朽化
  • 含水率の向上
  • メンテナンス性の向上

既設のベルトプレス式脱水機が老朽化。
含水率の向上が望め、かつ、メンテナンス性が良い機種の導入をご希望でした。

提案内容

  • お客様に合った扱いやすい機種選定

ベルトプレスよりもメンテナンス性に優れたスクリュープレス式をご提案しました。
現状の汚泥状況を把握すべく、処理対象となる汚泥をサンプリングし、脱水テストを実施。脱水ケーキ含水率もベルトプレス式より向上する結果が得られました。

成果・導入効果

  • 脱水ケーキの含水率向上
  • 排水処理の汚泥濃度コントロールにも寄与
  • メンテナンス性の向上

スクリュープレス式を導入したことで、脱水ケーキ含水率が常時約80%をキープし、産廃処分費の削減にも貢献。ベルトプレス式で発生していたろ布交換などの作業もなくなり、メンテナンスが楽になったとの評価をいただきました。
また、排水設備側の汚泥濃度コントロールが容易になったことで、排水設備の処理水の安定化にも寄与しています。

使用感に関するコメントをお客様よりいただきました

  • 消耗品(ろ布、ろ布洗浄用の薬剤、各種センサー・吸引ブロア等の交換部品)が不要になった
  • 洗浄にかかる人件費がほとんどなくなった
  • 連続運転が可能になり、汚泥濃度のコントロールが容易になった
  • 脱水汚泥の含水率が下がり、コストダウンになった

「連続運転が可能になった」というところは大きなポイントであると思います。
以前は、ポリ鉄のみで凝集をしていたので、薬剤については残量や発注管理に多少手間がかかりますが、全体的に見て大きな作業負荷にはなっておりません。
また、脱水機の運転管理(凝集剤の適正な選定や添加濃度管理)にもよりますが、リーク(脱水した液に含まれる汚泥)も少なく、効率よく脱水することができています。
導入後のトラブルは、①PACの経路詰まりによる脱水不良(高分子のみが添加されて脱水ケーキがゼリー状になった)、②給紛装置出口の詰まりによる自動停止(給紛スクリューの過負荷による停止)のみです。
洗浄ノズルに汚泥や薬剤が詰まって出なくなると、自動洗浄時の効果が悪くなり脱水ケーキの水分が多くなるということはあります。
(こちらはノズルの定期確認や交換、パンチング外面の定期洗浄で解消済みです。)
薬品反応槽のPAC添加部分の汚泥固着による詰まりにより、反応槽の水位が上がりオーバーフローしてしまうこともありましたが、こちらも日常的な確認でクリアしています。