発酵醸造・酒造 brew

伝統と未来をつなぐ
水処理ソリューション

長い歴史を受け継ぎ、地域に根ざして発展してきた発酵醸造や酒造の産業は、日本の文化そのものであり、
多くの人々の暮らしと心を豊かにしてきました。
その一方で、時代とともに求められる品質、安全性、環境配慮の基準は年々高まり、
持続可能な生産体制への対応が欠かせなくなっています。
ドリコは、そうした伝統産業を支えるために、「水」という不可欠な資源に着目し、
先進的な水処理ソリューションを提供しています。

課題

ウイスキー蒸溜所や味噌製造等の発酵醸造・酒造業界では、製造過程で糖類や酵母、アルコールなどを多く含んだ高濃度の有機性排水が発生します。
これらの排水は、生物化学的酸素要求量(BOD)や化学的酸素要求量(COD)が非常に高く、排水基準値を安定して満たすことが課題になります。

課題のイメージ

解決策

ドリコでは、それぞれの条件に最適な解決策として、従来の好気性処理や膜処理はもちろん、嫌気性処理を含めた最適なソリューションをご提案しています。
膜処理では、厳しい排水基準を確実に満たしつつ、製造現場が安心して稼働を続けられる水質環境を提供しています。
一方、嫌気性処理は、嫌気性微生物の働きによって排水中の有機物を分解し、同時にメタンガスなどのバイオガスを生成する技術であり、好気性処理に比べて電力などのエネルギー消費を大幅に抑えることが可能です。

解決策のイメージ

成果

これらのソリューションの導入により、お客様の製造現場では排水基準を安定して満たすことが可能となり、排水処理にかかるリスクを低減。安心して生産を継続できる環境が実現しました。
膜処理の導入によって、従来よりも高精度な水質管理が可能となり、製品品質の安定やトラブルの未然防止にもつながっています。
また、嫌気性処理の導入によって、処理工程で発生するエネルギーを有効活用できるようになり、電力使用量の削減といった環境負荷の軽減にも貢献。さらに、周辺への騒音問題の解消、汚泥発生量の抑制や維持管理コストの低減といった運用面での効率化も実現しています。

成果のイメージ

関連するサービス・
製品はこちら

ドリコ株式会社水環境事業部

TEL 03-6262-1428