ある自治体では、地下水を水源として上水を供給していましたが、水質の変化により年々硬度が上昇し、スケールと呼ばれる硬い物質が固着して配管を詰まらせる問題が起きました。
さらに硝酸態窒素も基準値付近まで上昇することがあり、このままでは安全でおいしい水を安定的に供給することが難しくなると判断。浄水施設の更新を検討することとなりました。
公共施設 public facilities

地域の暮らしを支える
インフラづくり
上下水道や公園、教育機関など、公共施設の水処理設備は
多くの利用者の安全・安心に直結します。
老朽化や予算制約などの課題がある中で、どのように安定運用を実現したのか、
その事例をお伝えします。
課題

解決策
ドリコでは、まず処理対象となる地下水の分析を行い状況を把握しました。その上で、テスト機を製作し、3ヶ月間ほど実証試験を行いました。
期間中に複数回にわたり測定した処理水の分析結果から、硬度の改善や硝酸態窒素除去の効果が確認でき、性能を実証。
さらに運転管理の簡素化も認められたため、実機採用に至りました。

成果
実機導入後は、安全・安心な水を安定的に供給でき、住民の皆様の評価も上々ですが新たな問題も…。
地下水の汲み上げ量が減少傾向にあることから、新たな水源を見つける必要が出てきました。
そこで資源開発事業部に支援を仰ぎ、地下水源調査から井戸掘削・利活用までオールドリコで一貫したソリューションを提案。
事業部の垣根を越えたドリコならではのお困りごと解決への取り組みです。
